【業界研究のやり方】就職指導のプロが徹底解説 業界研究のポイントを理解しよう

就職活動

こんにちは。就職指導歴5年 これまで300人以上の学生を就職指導してきたそんな塾長のブログ就活塾!ということで始めていきましょう!!

  • 業界研究って何をやればいいの?
  • 業界研究のポイントを教えてください
  • この業界には就職しない方がいいという業界はありますか?

この記事では、業界研究に関する様々な疑問や不安を解決します。

業界とは、企業を事業内容や営業の種類別に分類したものを言います。

業界研究は、世の中にある業界の種類や特徴を知ることで、自分が働く業界に興味関心を持ち、やりがいを持って働くために行うものです。

就活生の皆さんは

「業界研究って言葉は聞いたことあるけど何をやればいいんですか?」
「業界研究のやり方がよく分かりません。」

など様々な疑問をお持ちだと思います。

業界研究は皆さんが就職活動を通して、幸せな未来を手に入れるためには欠かせない就職活動の一環です。この記事では、業界研究を行うメリットや業界研究のやり方を含めて就職活動のプロが解説します。

この記事を読んでいる皆さんの中に

「業界研究のやり方とかそんな回りくどいこと言ってないで、塾長がおすすめしない業界とか給料が高くなる業界を教えてくださいよ。」
という方がいらっしゃるかもしれません。

私の5年間の就職指導経験から就活生の皆さんにおすすめしない業界や給料が比較的高くなる業界をまとめました。

業界研究をしっかり行うことで、自分がやりがいを持って働くことができる会社を選択することができます。
就職活動を通して幸せな未来を手に入れたいと思っている方は引き続きご覧ください。

業界研究を行う目的について

まずは業界研究を行う目的を理解しましょう。
業界研究の目的を理解せずに業界研究を行ってもただの作業となり、就職活動に活かすことができません。

業界研究を行う目的は下記の2つです。

  • 業界の志望動機を作成するため
  • 衰退業界やブラック企業になりやすい業界を避けるため

この2つは、皆さんが就職活動を通して幸せな未来を勝ち取るためには欠かせないもの。
しっかり業界研究を行った上で就職活動を進められるように準備していきましょう。

下記のパートでそれぞれの目的について詳しく解説していきます。

業界の志望動機を作成するため

面接試験で業界の志望動機について聞かれることがあります。

「この業界を志望した理由を教えてください」

という質問は面接試験でよく質問される内容の1つです。

意外に思われるかもしれませんが、事務職などの仕事内容が業界とあまり関係のない職種ほど面接で質問される可能性が高いです。

業界研究の最終目標は、業界の志望動機を作成することです。

業界の志望動機に関する質問に対して準備がないと、面接試験の突破は厳しいもの。

業界研究を通してその業界のやりがいやどのように人の役に立っているのかを調べましょう。

やりがいのない業界や人の役に立たない業界などない

自分が選択した業界のやりがいがよく分からないという質問を受けることがあります。

もしこの記事を読んでいるあなたも同じようなことを思っているのであれば、厳しい言い方かもしれませんが、研究がかなり不足しています。

やりがいのない業界や人の役に立たない業界など存在しません。
あなたが見つけることができていないだけです。

業界のやりがいや選択した業界がどのように人の役に立っているのか。
それを見つけるのがあなたが業界研究でやるべきことです。

業界の志望動機を作成するためにも、受験する業界の知識をしっかりつけた上で面接に臨みましょう。

衰退業界やブラック企業になりやすい業界を避けるため

「自分に合った業界を見つけたい!!」

という就活生は非常に多いです。

しかしながら、学生時代に自分に合った業界を見つけることはそう簡単ではありません。
できないといっても過言ではありません。

なぜなら、その業界が自分に合っているかどうかはその業界に数年勤めてみないと分からないからです。

就業経験のない学生が自分に合った業界を見つけるのは非常に難しいです。

  • やりがいのある業界で働きたい!!
  • 人の役に立てる業界で働きたい!!

このような素晴らしい志を持った就活生はたくさんいます。

ですが、私から言わせるとやりがいのない業界や人の役に立たない業界は存在しません。

その業界のやりがいやどのように人の役に立っているかはあなたが業界研究を通して調べていく必要があります。

しかし、世の中には今後衰退していく業界が存在するのも事実です。

業界が衰退する理由は下記の3つです。

  • ニーズや生活様式の変化
  • 人口の減少
  • AIなどの技術革新

衰退業界に就職してしまうと、安定した未来を手に入れるのは困難になるでしょう。

また、ブラック企業になりやすい業界が世の中には存在します。

この記事では、「ブラック企業に入社してしまうかも」という不安を解消するために、ブラック企業を避けるための注意点や対策をお伝えします。

このような業界に就職してしまうと、今後あなたがどれだけ努力したとしても、報われない可能性があります。

今後衰退の恐れがある業界、ブラック企業になりやすい業界を避けるためにも、業界研究をしっかりと行った上で就職活動を行いましょう。

塾長が就活生におすすめしない業界5選

このパートでは、私が就活生の皆さんに対して、個人的におすすめしない業界を紹介します。

これから紹介する業界をおすすめしない理由は、

  • 今後衰退する可能性が高い
  • 業界の構造的に激務になりやすい

この2つのいずれか、もしくは両方満たしているからです。

今から紹介する業界で働く人たちを下に見ているわけでも、バカにしているわけでもないのであしからず。

  • 出版業界
  • ブライダル業界
  • アパレル業界
  • 金融(消費者金融・証券)業界
  • 飲食業界

おすすめしない理由を下記のパートで詳しく解説します。

出版業界

今後衰退が予想される業界の1つです。

出版業界の衰退が予想される理由は、近年電子書籍が普及しており、紙の書籍の需要が減少傾向にあるからです。

現在では、小学校でも紙媒体の教科書を使用せず、タブレットを使用して授業を行っている学校もあります。

個人的に紙媒体が完全になくなるとは思いません。
ですが、需要が今後も低下することは確実と言えるでしょう。

以上の理由から私は皆さんに出版業界はおすすめしません。

ブライダル業界

人口の減少や価値観の変化から、結婚式を行うカップルの数が減少しています。
以上の理由から衰退する可能性が非常に高いです。

また、仕事内容もハードなものが多く、サービス業のため祝日に休みがとれないことが多いです。

ブライダルの専門学校に通う学生のレベルは高く、専門知識やスキルを身に着けていない就活生が立ち向かうには困難です。

私が担当していた就活生に、レベルの高い学生に揉まれ、成長を促す為に受験を勧めた経験があります。

しかしながら、ことごとく跳ね返されてきます。
そもそもある程度の所まで進んだら辞退を勧めるつもりでした。

土日祝日出勤は当たり前で仕事も激務です。
よっぽどブライダルの仕事が大好きでない限り、仕事を続けるのは困難
それでも就職したいと思うのは個人の自由だと思います。
ですが、それ相応の覚悟を持って臨んで下さい。

アパレル業界

アパレル業界は、学生に非常に人気の高い業界ですが、業務構造的に激務になりやすい業界のため私はおすすめしていません

長時間の立ち仕事のため、体力に自信のない女性には特におすすめしていません。
アパレル業界全体としては、特に百貨店などに出店しているアパレル系企業の売り上げが減少している状態です。
インターネット販売が普及し、衣料品を安く入手しやすくなったことが原因とされており、業界全体が衰退する恐れがあります
長時間の立ち仕事も厭わないし体力には自信がある、ファッションが大好きで服や雑誌に5万円以上かけている、几帳面な性格、この3つの内1つでも当てはまらない場合、撤退した方がよいでしょう。

金融(消費者金融・証券)業界

金融は銀行と証券で成り立っています。
銀行への就職は就活生にとって憧れの1つでしょう。

ですが、同じ金融業界でも消費者金融と証券会社への就職はおすすめしません。

「え⁉でも塾長、僕のお父さんが消費者金融は就職先の花形だと言ってましたよ」

そういう時代も確かにありました。
ですが、それは今や昔の話だと思ってください。

ノルマはきつく、精神的にハードな業界です。

同じ理由で証券会社への就職もおすすめしません。

過去に担当していた就活生の中に、本人の強い希望で証券会社の営業職に就職を決めました。
しかしながら、ノルマがきつすぎてノイローゼになっているとのことでした。

積立nisaやidecoの改正により、証券会社に高い手数料を支払わなくても、、優良な投資先が見つかるようになっています。
証券会社の需要は減少していくと予想しています。

以上の理由から激務でかつ、衰退の可能性が高いためおすすめしません。

飲食業界

言わずと知れた典型的な【3K労働】が揃った業界です。

【3K労働】とは、

  • きつい
  • 汚い
  • 危険

の頭文字「K」3つからを取り、労働条件が厳しい職業を指します。

近年では【新3K】とも呼ばれ、

  • 帰れない
  • 厳しい
  • 給料が安い

このように条件はさらに厳しくなっています。

感染症の影響から、業界自体も縮小傾向にあるため、よっぽど飲食業の仕事が好きか就職活動がうまくいっていない限りは避けた方が無難す。

【2023年度版】給料が高い業界

このパートでは給料が高くなる業界を紹介します。

この記事を読めば、サラリーマンの給料の構成や初任給について学ぶことができ、お金に関する失敗しない会社選びができるようになります。

給料が高くなる業界を紹介する前に就活生の皆さんに認識して頂くことがあります。
給料が高い業界では

  • 激務で納期やノルマがきつい
  • 競争率が高い

この2つのいずれかもしくは両方満たします。
給料が高いということはそれ相応のリスク、あるいは厳しい競争があることを理解してください。

「塾長、仕事が楽で入社しやすくて、給料が高い業界を教えてください」

残念ながら、そんな業界はありません。
もしそんな業界が存在したとしても、考えることはみんな同じですから。

人気の業界、人気の企業は必ず競争率が高くなります。
自分自身の就活力を高めて競争を勝ち抜けるように努力しましょう。

この記事では、3つの業界を厳選して紹介します。

  • インフラ業界 平均年収824.2万円
  • IT業界    平均年収598.5万円
  • 建設業界   平均年収490.6万円

出典:民間給与実態調査

国税庁 (nta.go.jp)

下記のパートで順番に解説していきます。

インフラ業界

給料が最も高い業界は、電気、ガス、水道などのいわゆるインフラ業界となっています。
エネルギー業界である電力、ガス、石油などはインフラ(産業や生活の基盤となる施設)として日々の暮らしを支えています。東日本大震災後の福島の原発事故により電力、都市ガス業界を取り巻く環境は一変。長期的に液化天然ガス(LNG)がエネルギーの主力になる可能性が高く、電力、都市ガス会社とも政府内で事業費用に一定の利益を上乗せする「総括原価方式」の見直しの動きが出るなど、最終結論によってはエネルギー業界全体の再編につながる可能性もあります。

インフラ業界は景気に左右されにくいため、給料も比較的安定しています。
大企業が多く給与水準が高いため、平均年収は業界の中で最も高くなっています。

就活生にも人気が高い業界です。
そのため、競争率は他の業界と比較すると高くなります。

IT業界

IT業界とは、インターネットやコンピューターを活用した情報技術(Information Technology)をユーザーに提供する業界のことを言います。

IT業界は情報や通信に関するサービス全般を指して使われます。

通信会社、放送局、ソフトウェア会社、インターネット関連会社、出版社など幅広い分野の会社が存在する業界。

ITのスキルや業界の需要は年々高くなっています。

学生人気が高く、競争率も高い業界です。

2024年度において、システムエンジニアやプログラマーの就職市場は超売り手市場です。
IT業界を希望している方は、今年が千載一遇のチャンスと言えるでしょう。

IT化の影響から今後も需要は高くなる傾向にあります。

建設業界

建設業界には、大手ゼネコンから小規模な工務店や土木工事の会社など、さまざまな規模の会社があります。
建設業における主な業務は、都市、道路、港湾、住宅、交通産業施設などの土木工事や建設工事を請け負うというものです。その中で、土木・建築工事に一括して責任を持つ者を総合工事事業者といい、鉄筋や塗装などの素材業や内装、外装を請け負う者を専門業者といいます。
さらに、設備、配管工事を専業にする者など、数多くの業種を含むのがこの業界です。

高収入が安定して期待できますが、慢性的に人手不足で激務です。

それでも就職したいと思う方は、それ相応の覚悟を持って臨んで下さい。

業界研究のポイント・やり方

業界研究は、世の中にある業界の種類や特徴を知ることから始まります。

業界研究で調べてほしいことをまとめました。

  • 世の中にどんな業界が存在するか
  • 自分が選択した業界がどのように社会に貢献しているか

この2つを調べることで業界の志望動機を作成することができます。

研究のやり方はネット調べる人が多いですが、私がおすすめする業界研究のやり方は下記の2種類です。

  • 業界地図を利用する
  • 会社説明会に参加する

下記パートで順番に解説していきます。

業界地図を利用する

業界研究をするならこの1冊持っていれば十分です。
業界地図
会社四季報 業界地図2023年版 | 東洋経済STORE (toyokeizai.net)

世の中にある業界の種類や特徴が業界地図を見れば全て分かります。
競合他社の関係や子会社の関係など細かい情報まですごく分かりやすく記載されています。

これから伸びる業界なども把握できるため、これを機会に1冊準備しておきましょう。

会社説明会に参加する

業界の志望動機を作成するために数多くの会社説明会に参加しましょう。

企業研究を何社も行うことにより、競合他社比較ができるようになり、その業界の魅力が見えてきます。

そうすることによって、就職の場で通用する志望動機を作成することができます。

この記事を読めば企業研究のやり方やポイントが理解でき、自信をもって就職活動をスタートさせることができます。

だ漠然と会社説明会に参加していても、志望動機は作成できません。

この記事を読めば、会社説明会に参加する目的や参加する上での注意点、マナー等が理解でき、初めて企業説明会に参加する方であったとしても、安心して会社説明会に参加できるようになります。

会社説明会には目的を持って参加するようにしましょう。

まとめ:業界研究を通して幸せな未来を手に入れるために

業界研究の目的ややり方は理解できましたか?

今回の記事で重要な内容を下記にまとめました。

  • 業界研究は、世の中にある業界の種類や特徴を知ることから始まる。

  • 業界研究を行う目的は、業界の志望動機の作成と衰退業界やブラック企業を避けるため。

  • 業界研究を行うためのツールには業界地図がおすすめ。

  • 企業研究を数多くこなすことによって、その業界の魅力が見えてくる。

以上のことを踏まえた上で業界研究を行って下さい。

この記事を読んでくれたあなたはもうブログ就活塾の塾生です。
皆さんの有意義な就職活動、幸せな就職の一助になれば幸いです。

この記事に興味を持って頂いた方はその他の記事もご覧ください。
ゼロ塾長のブログ就活塾 (zerosyukatuzyuku.com)

今後もしっかり学んで、行動して良い就職活動にしていきましょう。
では次回もお楽しみに!

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